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家を売却か住み続けるか迷う方へどっちが合う?判断基準や選び方を紹介

不動産売却

前本 唯花

筆者 前本 唯花

不動産キャリア7年

先ずは相談してみよう! お客様の「身近な不動産屋さん」を目指します。

家の売却を考えるとき、「もう住み続けるべきか、それとも売って新しい暮らしを始めるべきか」と悩む方が多いのではないでしょうか。住み慣れた家での安全な日々を守るために売る決断は簡単ではありません。一方で、まとまった資金が必要な場面や、状況によっては住みながら売却に踏み切る選択肢もあります。この記事では、住み続ける場合と売却する場合のメリット・注意点、さらに「リースバック」などの方法や判断基準まで、分かりやすく解説します。 

住み続けながらの売却またはリースバックの基本的な選択肢の比較

ご自宅を「そのまま住み続けながら売却する」という選択肢には、従来の引っ越して売る方法とは異なる特徴があります。こちらでは、「そのまま住みながら売る」「通常売却して引っ越す」の二つの流れを表で分かりやすく比較します。

ポイントそのまま住みながら売る(リースバックなど)引っ越して売る(通常売却)
住み続けられるかはい、賃貸契約を通じて住み続けますいいえ、売却後は引っ越す必要があります
資金の確保まとまった資金が早期に得やすい売却代金を自由に使えますが、引っ越し費用などもかかります
手続きの違い「売買契約」と「賃貸契約」の二つが同時に必要です売却のみで済み、契約は「売買契約」のみです

「そのまま住み続けながら売る」方法の代表としてはリースバックがあり、物件を売却した後に買主と賃貸契約を結び、そのまま住み続けられる仕組みです(実施には「売却」と「賃貸借」の双方の契約が必要です)。この方法では、住宅ローンの返済や相続資産の整理、老後資金の確保などに活用され、引っ越しの手間を省くことも期待できます。一方で、売却価格が市況相場より低く設定される傾向があり、賃料負担や契約期間の制限などもある点に注意が必要です。

住み続けるメリットと注意点

まず、住み慣れた住まいをそのまま使い続ける最大のメリットは、引っ越しの必要がないことです。引っ越し費用の負担や、新しい環境に慣れるストレスを回避できる点は大きな安心材料になります。とくにご家族やご友人との関係や生活環境を維持したい方には安心できる選択肢です。また、住環境を変えずに売却活動を進めれば、生活感のある暮らしぶりが内覧者の理解を得やすく、魅力を伝えやすいという利点もあります。これは、住んでいるからこそ伝えられる「生活のリアル感」が評価につながるからです。

さらに、住みながら家を売ることで、売却後の引っ越し先を先に準備する必要がなく、住宅ローンの二重支払いを避けるなどの資金面にも余裕が生まれやすいという点も見逃せません。空き家にしてから売却する場合に比べて、資金計画が立てやすい点は多くの方にとってメリットになります。

メリット説明
引っ越し不要費用や手間を省き、住環境を維持できる
生活感が魅力に家具配置や暮らしぶりから内覧者に魅力を訴えやすい
資金計画に余裕二重ローンを避け、売却後の資金使途を検討しやすい

ただし、留意すべきポイントもあります。まず、内覧対応のために生活スケジュールの調整が必要になり、とくに週末など内覧希望が集中しやすい時間帯には負担感が出てくる場合があります。他にも、生活感が強すぎると逆にマイナス印象を与えることもありますので、整理整頓や清掃、香りへの配慮など、細やかな気遣いが求められます。

また、住みながら売却を進める際には、内覧者が収納や個室まで詳しく確認しづらい場合があり、その結果、買い手の判断材料が不足してしまうこともあります。さらに、売却が成立した際には引き渡し後の転居が必要となるため、仮住まいの準備や引っ越しの段取りについてあらかじめ検討しておくことも重要です。

このように、住み続けながらの売却は「安心」「資金のゆとり」「魅力の伝わりやすさ」といったメリットがある一方で、「スケジュール管理の手間」「生活感対応」「内覧対応の難しさ」などの注意点にも配慮が必要です。もし、住み続けながらの売却をお考えでしたら、ご相談いただければ、具体的な対応プランをご提案いたします。

売却して資金を得るメリットとリースバックの特徴

まとまった資金を早く得られる点は、家を売却する大きなメリットです。売却代金は一括で受け取れるため、住宅ローンの完済や教育費、医療費など、必要な資金に柔軟に活用できます。ただし、これは一般的な不動産仲介による売却でも同様ですし、売却価格は市場価格に照らし合わせて慎重に判断する必要があります。

一方、リースバックは売却後も同じ家に住み続けながら資金を得られる仕組みです。売却と賃貸借契約を同時に行う「セール・アンド・リースバック」により、住環境を変えずに資金を得ることができます。たとえば老後資金や相続対策にも活用でき、引っ越し不要という安心感が得られる点は大きなメリットです 。

ただし留意点もあります。まず、一般的にリースバックの売却価格は、相場よりも低めの設定(相場の70%程度)が多く、まとまった資金を得たい方向けとはいえ、十分な額が手に入らない場合もあります 。また、賃貸借契約後は毎月家賃を支払う必要があり、家賃水準も相場より高めになる傾向があります。特に期待利回りを含めた設定では、年間7~12%の家賃になることもあるため、長期的な支払い負担をしっかりシミュレーションすることが重要です 。

さらに、リースバックでは所有権が移転するため、建て替えやリフォーム、ペット飼育などに制約が生じる場合があります。また、賃貸借契約が定期借家契約の場合、期間満了後に契約更新ができず退去を求められる可能性もあります。将来的な住まいの安定を重視する場合は、普通借家契約や再契約の可否など契約条件を十分に確認することが大切です 。

以下は、売却とリースバック利用時の主なメリットと留意点をまとめた表です。

項目メリット注意点
資金調達売却で一括入金/まとまった資金が得られるリースバックでは相場より価格が低くなることがある
住み続ける自由住み慣れた環境で継続できる(引っ越し不要)家賃負担が発生し、相場より高い可能性がある
所有と契約リースバックでは買戻し特約による再取得の可能性がある所有権を失い、建替えなどに制約が出る/契約期間に制限あり

判断を助けるポイント

家を売るか住み続けるかを考える際は、ご自身の経済的・生活的な状況を総合的に見て判断することが重要です。特に、住宅ローンの残高や資金ニーズ、引っ越し費用や生活の継続性などの観点から、自分にとってどちらが最適かを見極めましょう。

以下は、判断を支えるための主なポイントを表にまとめたものです。

判断の軸 住み続けるメリット・ポイント 売却(資金確保)のメリット・ポイント
住宅ローンの残高と資金ニーズ ローン残高が少なく、引っ越しせずに済む安心感があります。 売却によってまとまった資金が手に入り、ローン完済や資金運用にも活用できます。
引っ越し費用と生活の継続性 慣れた環境で暮らせるため、費用や手間を抑えつつ生活を継続できます。 新居購入や引っ越しに伴う費用はかかりますが、その分資産の有効活用につながります。
ライフプランとの整合性 家族構成や将来計画が現在の住環境と合致している場合、無理のない選択となります。 まとまった資金と柔軟性が得られるため、将来的な選択肢が広がります。

まず、住宅ローンの残高と今後の資金ニーズを整理しましょう。ローン残高が生活を圧迫している場合や、子どもの教育資金や老後資金を確保したい場合は、売却によって資金を得る選択が有効です。一方で、引っ越しの手間や住み慣れた環境を維持したいという思いが強ければ、住み続けることが魅力的です。

次に、引っ越し費用や新居への移転というライフイベントの負担をどう受け止めるかも重要です。住み続ける場合は費用や時間を節約できますが、売却して新たな生活基盤を築くことで、より良い住環境やライフスタイルへの転換も可能です。

最後に、どちらがご自身の中長期的なライフプランに合っているかを考えましょう。たとえば、子どもの学区や通勤の利便性、将来的に必要な資金などを踏まえて、生活の安定と資産活用のバランスをどこに置くかが、後悔しない判断の鍵となります。

まとめ

家を手放すか住み続けるか迷われている方は、ご自身やご家族の今後の暮らしや資金計画をしっかりと見つめ直すことが大切です。住みながら売却やリースバックという方法を選ぶことで、慣れた環境を維持しつつ資金面の選択肢も広がります。ただし、それぞれに特徴や注意すべき点があり、ご自身の希望や事情によって最適な方法は異なります。相談を通じて、納得いく選択を見つけていきましょう。

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